職員ブログ

自立支援センターまめの樹の職員ブログです。

倒れる直前に言ってくれた言葉が、みんなを変えました。

おはようございます!

今日もまたジメジメしたお天気ですね。。

職場の話をまたさせてもらいます。

わたしの部所は、従業員のうち女性が8割、男性がたったの2割です。
昨年から、結婚・出産する女性職員が重なっています。

本当に一気にという感じで、結婚~出産~産休をする職員が続いています。

こんなに重なってしまったのは、理由がありました。

部所の代表(男性です)が、大病を患いまして、一時はもう厳しい状態にまでなりました。
(幸いなことに一命はとりとめましたが、仕事は引退する流れになりました。)

この代表が、倒れる直前に、わたしたち全員を集めました。

その時に『二度と言わないし、言えないかもしれないから覚えておきなさい』と言うことで、わたしたちは、その時に言われたことをメモにしました。


病気になり、身に染みてわかったことだけど、頼りになるのは、本当に数人しかいない。
これだけ生きてきても人望など関係ない。お金も関係ない。
自分のように妻も亡くし、親もすでに亡くした人間は、兄弟を頼るしかなくなる。
ただ、兄弟にはそれぞれの家庭があり、迷惑をかけるようなことはしたくない。
兄や弟も、兄弟なのだからそんな悲しいことを言うなと言ってくれるが、奥さんの方はどうだろうか?兄や弟の奥さんと自分は本当の他人だ。
その奥さんは兄や弟と同じ気持ちなわけがない。
むしろ関わりたくないと思っているかもしれない。
病気になり、一人になった時に痛感しても遅い。
病気は進行を待ってくれない。
いつ病気になるかなどわからない。
仮に親が生きていたとしても、年老いた親に、病気になったから何とかしてくれなど、どの口が言えるのか?
しかし、きっと親は優しく手を差し伸べてくれるだろう。
今まで散々好きなことばかりをさせてもらい、親の心配には耳を貸さず、わがままを通してきた癖に、結局最期は「助けてください」と親に言うのか。甘えるのか。どれだけ道楽者だ。

年金も払ってないやつが、愛だ恋だを口にするな。
困った時ばかり国のせいにするな。
自分のコントロールも出来ない人間が、人を助けたいなど自己満足に走るな。
これは自分がずっと君たちに言ってきた言葉だ。
今日は最期にもう一つだけ伝える。

わがままをずっと聞いてくれて、何でも許してくれた親に、たった一つでもいいから、親が生きてるうちに、何かおもいっきり親を喜ばせてやれ。安心させてやれ。

プレゼントとかを渡したり、旅行に連れてってあげるとか一時の快楽ではない。ありがとうと感謝を伝えるとか、そんなのはやろうと思えばできる。親が本当に何が望んでるか心底考えろ。

親が苦手ならば、親じゃなくてもいい。愛する人誰でもいい。
何か一つ。心からの感謝を返せ。
例えば結婚だ。

結婚しますと親に相手を紹介してやれ。

自分は今まで生きてきて、結婚相手を会わせた時ほど以上に、家族を喜ばせたことはない。
結婚相手と会わせた時の、あの家族の顔は一度しか見たことがない。
泣きながら笑ってた。
叔父や叔母の仏前にも報告をしていた。ありがとうございますとな。

結婚だけが全てではないと、結婚をしたことすらない人間が言うのは単なる詭弁だ。
誰々も結婚をしてないとか共感してくれる偏った同士だけで集まり、酒を飲み、楽しければいいみたいな人生を送ってるやつは、必ず歳と共に腐る。最悪、死を選択する馬鹿もいる。最期の最期までどこまで親に追い討ちをかけるのだ。

仕事よりも、自分自身の私生活を充実させろ。
仕事なんかどうでもいい。
私生活の満足感があればあるほど他人には正直に反映される。他人に優しくできる。結果、仕事も頑張る。

『わたしが好きなことをやっていれば親は幸せだと思う』などと理屈を言うな。いい歳をした大人がそんな低次元な理屈ばかり言うな。
好きなことはむしろやってきたのだ。ずっと好きなことばかり今までやってきたのだ。いいや、やらせてもらい許してもらってきたのだ。心配ばかりかけてな。
だから、たった一つでいい。親が生きてるうちに何か安心させてあげろ。
喜ばせてあげろ。

大震災を経験した東北の人は強い。自分らはそんな災害を経験しなければ気づかないのか。

人生は思ったより短い。

もう一度繰り返すぞ。

人生は自分が思うよりかなり、遥かに短い。
歳上の親は、もっと先が短い。

以上!!


このように代表が言ってくれました。

それからです。
みんなが時間外勤務をほとんどやらなくなり、休みもしっかり取るようになりまして。

で、一気に結婚です。

今月も一人の職員が入籍しました。

代表の、人生は思ったより短いという言葉と、いつ何が起きるかわからないという言葉が、今回の新型ウイルスとも重なりまして、わたしたちにはとても大きな至言になりました。

人生は思ったより短い、いつどうなるかわからない。だから好きなことをやれではなくて、たった一つでも親や愛する人を喜ばせなさいと教わり、職場の雰囲気もガラッと変わりました。仕事なんかどうでもいいが強烈でした。
一番身近な人を喜ばせてあげられず、他人を喜ばせられません。だって、その相手も普通の幸せを当たり前に望んでるのに、こちらが普通でなければと。
それに、一人では生きていけないことがよくわかりました。

代表に言われたとおり、結婚した職員のそれぞれの親が本当に喜んでいて、もっと長生きしたいと言ってくれているそうです。孫の成長が見たいからと…
わたしはまだ20代ですから、結婚はまだ想像できませんが、親を喜ばせてあげたい。大切にしたい。という気持ちは以前より強く思うようになりました。

代表。本当にありがとうございました。
仕事以外のことを指摘することは、プライバシーの問題でうるさい世の中ですが、言っていただき、みんなが良かったと思ってます。

お疲れ様でした。
本当に本当にお疲れ様でした。

そして、『昭和的でダサいが、オレはまだ終わらない』がとても格好よかったです。


R・O

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